2006年11月11日

興国の楯 通商護衛機動艦隊 強襲!ラエ沖大海戦

学研/2006年11月11日第1刷/900円/ISBN4-05-403250-8




20cm砲を搭載した潜水艦イーガンがガダルカナル島を砲撃する。
続いて、ムンダ、ラバウルと奇襲をかけてくるイーガン。
だが、日本海軍は搭載砲から巡洋艦によるゲリラ的攻撃と判断して航空索敵を行ない、対応が後手に回っていた。
イーガンの陽動作戦にあわせて進撃していた米海軍部隊を偶然発見した伊一五潜は、雷撃により戦艦サウスダコタを撃沈。
さらに陸軍が試験的に配備していた屠龍雷撃隊が襲撃を掛ける。


20cm砲を3門搭載するという無茶そうな改造をしているイーガンが活躍していました。
日本の国力の限界から、補給が不十分な最前線の基地があまりにも無防備すぎて悲惨です。
佐竹・遠山コンビはイーガンを撃沈するし、37mm機関砲でエセックスを襲撃するし、またもや大活躍。
海軍に気付かれないように対艦攻撃能力を持つ部隊を編成し、既成事実を作ろうと要していた屠龍部隊というのには驚かされた感じ。
艦隊を要塞に見立てて、外周から潰していっているし、護衛艦艇を失った部隊がどうなるのかは次巻の大きなテーマといえるでしょう。
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2006年07月31日

韋駄天艦隊2

実業之日本社/2006年7月31日初版発行/857円/ISBN4-408-60391-0




前巻で米太平洋艦隊と中途半端に戦っただけの帝國海軍の主力部隊は高速で南方へと移動していた。
世界の常識を打ち破る高速機動で英東洋艦隊を撃滅する帝國海軍。
だが、艦隊司令部には慢心がはびこりつつあった……。
そんな中で奇抜な戦術を試行錯誤する第二戦隊の山口司令部。
実戦で試しはしたものの、軍令部の迷走で無駄な作戦を実行したり、米海軍に本土(釜石)への艦砲射撃を許してしまうのだった。
そして、パターン化した作戦でパルミラを攻撃して、最新鋭の蔵王級巡洋戦艦3隻を含む5隻の大損害を受け、連合艦隊は致命的な危機を迎える……。


架空戦記でありがちな展開である、軍令部と南雲司令部を無能扱いにして主役を目立たせようとするパターンの作品です。
軍人の本分を尽くすとか言う割には、上位司令部に抗議はしていないんで、それは本分を尽くしていないだろうとか突っ込みどころはそれなりにある感じ。

よくわからないのは、帝國海軍の最新鋭巡洋戦艦を一気に壊滅させていることか?
南雲司令部の無能さを目立たせる演出なのかもしれないが、あまりにも戦力バランスを一気に傾けすぎなんじゃないの?
戦力の逐次投入となる艦隊機動を行なうなんて……って、まぁ、あり得なくもないというより、やりそうな可能性のほうが高いわけだけどさぁ〜。
結果が明白な次巻はもうどうでもいいや、とか思った人も少なくないんじゃないのかなぁ?
なんかこの著者のこれまでの作品からして、史実的な展開に近寄せないとその先のストーリーを独創的に作れないからつじつま合わせをしているんじゃないかという感じがする。
今回のはいわゆるミッドウェーに当たるわけですね。
自分は「またこういう展開なのかよ〜」とか思ってしまった。

記述的に気になったのは、P141の「〜どんだご無礼を」かなぁ?
これって方言みたいなものなんでしょうか?
そのあたりに住んでいる知り合いがいないから、誤字なのか方言の演出なのかわからなかったッス。
明らかな誤字はP158の「多様(多用の間違い)」とかあるんだけどね。

話的には面白いんで設定とかが気になった人は読んでもそれなりに楽しめると思う。
ただ、この著者の作品を過去にだいぶ読んでいる人にとっては、ある程度先が読める展開となるので物足りなさを感じるんじゃないかな?
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2006年06月06日

教範遊撃隊血風録2 ガダルカナル争奪戦!

経済界/2006年6月6日初版発行/857円/ISBN4-7667-3114-X




オーストラリアを孤立化させるためNN作戦を開始した日本帝國陸海軍。
それに対して、アメリカは空母5隻からなる機動部隊と20隻もの輸送船団を送り込みガダルカナル島の占領を目論む。
だが、両軍共に予期せぬ展開を迎えることになるのだった。
ガダルカナルを測量するために送り込まれた山崎丸とその護衛に当たっていた駆逐艦睦月によって……。
空母部隊と輸送船団を分離したアメリカ海軍に忍び寄る刺客睦月。
夜陰に乗じて輸送船団に接近し、単艦で船団に奇襲攻撃をかけて大きな損害を与えるのだった。
米空母部隊はムンダへの航空攻撃をかけ基地を無力化しようとするが、実際には未完成の基地を完成して稼働しているという勘違いから戦果判定が過大に行なわれる。
重要目標の通信用の巨大な鉄塔を破壊できなかったことから第二次攻撃隊を出したものの、第五航空戦隊が派遣した戦闘機隊の待ち伏せに遭い攻撃隊は壊滅してしまった。
そんな中、かろうじてガダルカナル島に上陸することができた米海兵隊だが、睦月の再びの襲撃で揚陸した物資と揚陸中の輸送船を攻撃されて膨大な損害を受けてしまう。
だが米軍もまだガダルカナル島を諦めてはいなかった……。


教範遊撃隊が作成した(仮)司令部参謀教範を活用して情報を整理して合理的に行動する第五航空戦隊が地味ながらも今後の展開に大きな影響を与えそうな感じです。
本巻で一番活躍するのは、駆逐艦睦月なり。
夜襲で輸送船団に大きなダメージを与え、敵の揚陸後に空母機に弾着観測を要請しながら大きな損害を与え、さらには上陸した部隊との連携で敵拠点を艦砲射撃で粉砕していくという豪快な活躍をしてくれますぜ。
空母機や陸上部隊との迅速な連絡が確保できるのは教範遊撃隊の研究成果が活用されているわけで、シリーズ2巻目にしてだいぶ戦術レベルで影響が出てきているかなという感じ。
戦略レベルのほうでは本巻ですでに伏線が張られているので、3巻目以降で何か動きがあることでしょう。
久々にかなり面白そうな展開が期待できるシリーズかもしれません。
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2006年04月06日

興国の楯 通商護衛機動艦隊 ウエワク奪還作戦

学研/2006年4月6日第1刷/900円/ISBN4-05-403085-8


興国の楯(ウエワク奪還作戦)


潜水艦から上陸した米軍部隊にウエワクを占領された日本は、通商さんの護衛を受けて素早く反撃に転じる。
パラオにいた日本陸軍海上機動大隊を投入し奪還を目指す日本の船団を待ち受け、米海軍潜水艦は群狼戦術で襲いかかる。
ゲリラ的に抵抗する先手組の活躍により基地として稼働しないでいるウエワクまで通商機動部隊は無事に護衛任務を達成できるのだろうか?

いきなり冒頭のほうで熟練工を集めて生産連隊を編成して軍需工場で働かせるといった展開が待っていました。
これで今後の本シリーズでは生産力が向上していくということのようですね。
本書のメインは通商護衛戦で、日本の船団を襲撃する米潜水艦との戦いでは死に神に見放された佐竹・遠山コンビが活躍してくれます。
意外にしぶとく生き抜いているこの2人は、シリーズの最後まで生き残れるのか非常に気になるところ。
ポートモレスビーへ向かう連合軍の船団に対しては、陸軍の特設潜水輸送艇隊が襲撃をしかけたりして、ぉぃぉぃ陸軍が潜水艦を運用しちゃってるよって驚かされるとともに、次巻以降がどうなってしまうのか期待がふくらみますね。
今回は辻参謀クオリティーが笑えるかも……。
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2006年03月08日

教範遊撃隊血風録 前代未聞の不祥事!

経済界/2006年3月8日初版発行/857円/ISBN4-7667-3112-3


教範遊撃隊血風録


日華事変であってはならない皇軍相撃つ不祥事が発生し、陸海軍は再発を防止すべくお互いに対策調査機関を設置した。やがて陸海軍の調査機関は統合され、戦術研究部隊として戦場における軍の教範を作る陸海軍の未来を担う機関、「通称:教範遊撃隊」へと発展していく。
本書は教範遊撃隊の活躍が描かれていて興味深い展開が待っています。ノモンハンでは対戦車戦闘の実験で対戦車砲を主砲として搭載している試作改良された戦車があったりするし、浸透戦術を機械化部隊で行なって敵に大混乱を与えているなど新たな教範が誕生している感じの展開。
戦術以外にも試作兵器の問題点を被害を出しながら実戦で検証していく特殊な部隊という感じで、常に無茶をしているっぽい印象を受けつつ活躍する遊撃隊に注目なのです。
威力偵察でミッドウェイ島を襲撃した遊撃隊の戦訓などがどうなるのか、次巻の展開がかなり気になるところ。
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2006年02月08日

欧州動乱1947 帝国の粛清

学研/2006年2月8日第1刷/850円/ISBN4-05-402984-1


欧州動乱1947


ドイツがファニーウォーで時間が過ぎていく間に、時間のかかる艦艇の建造ではなく航空艦隊の増強に励み、英海軍を空から圧倒してイギリス本土までもドイツ国防軍が制圧した世界が舞台となっているか空戦記です。
帝国はドイツ陸軍の電撃戦を理解して戦力が急激に拡大するソ連赤軍に対抗するため、赤軍への恐怖を共通して認識しているドイツ国防軍と共同で戦車を駆逐する駆逐戦闘重機械「マンムート」を開発する。
重厚な装甲と128ミリの連装砲塔を備え、ジェットエンジンで駆動するという非常識かつ膨大な支援車両が必要な対戦車戦闘専門の機械が誕生したのだった。

戦車のエンジンがジェットだとか、主砲が連装だとかいうあたりで( ゚д゚)ポカーンという感じで驚かされるトンデモ系気味の架空戦記でした。
だいたい機動力を活かしてアウトレンジから敵戦車を粉砕するならば150ミリなどの装甲は過剰だし、装甲を活かして機動力不要ならば選定されるエンジンはもっと取り扱いやすい稼働率や整備性を考慮したもののはず……という感じで、なんだかイマイチしっくりとこない設定のまま話が進んでいく感じです。
主役となるそのマンムートは終盤でようやく活躍が始まります。
1947年のクーデターで総統が暗殺され、新政権に反旗を翻すSS部隊。
同胞相撃つのは避けたいドイツ国防軍がマンムートの試験で派遣されている帝国陸軍部隊に依頼してSS部隊をわずか3両のマンムート主体の戦力で迎撃するという無茶な戦いがクライマックスです。
個人的には、なんだか内乱がテーマという感じで盛り上がりに欠けたままストーリーが完結してしまった感があります。
主役の兵器が突拍子もないものだったからそういう印象が残ったのかもしれませんけれど。
戦闘メインというモノを期待している人には向かないと思いますが、バックグラウンドなんかのストーリーに興味あるという人ならばそれなりに面白いと感じるんじゃないでしょうか。
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2006年02月05日

死闘!特設第三水雷戦隊2 ミッドウェイ敵漸減作戦

実業之日本社/2006年2月5日初版発行/857円/ISBN4-408-60355-4


死闘!特設第三水雷戦隊(2)


戦艦を一撃で葬り去ったことから一躍注目を浴びるようになった乙標的。特設水雷戦隊は潜水艦への補給任務で重巡鈴谷を主力とするわずかな護衛艦艇とともにミッドウェイ方面へ展開していた。
そんな彼らがバッタリ遭遇したのはミッドウェイ島へ移動中の第十七任務部隊。劣勢な特設水雷戦隊は乙標的を投入することになるのであった。
修理をしながら第十六任務部隊との合流を急いでいた空母ヨークタウンと軽巡アストリアを乙標的で撃沈し、鈴谷がポートランドを撃沈するという快挙があり、ミッドウェイ島は放棄され第十六任務部隊はハワイへ撤退する。
そうして帝国海軍は空母を8隻保有したままソロモン海へと戦場を移すのだった。

戦艦撃沈という成果をきっちり出した途端に乙標的に急に力が入る帝国海軍がナイス。戦訓を研究してとかではなく結果から入るあたりがありがちで実際あり得そうな展開ですね。
タイトルからして主役だと思っている乙標的の改良なんかよりも、本巻ではそこから派生した冶金技術向上による新型発動機で堅実に戦力が向上していっている印象を受ける海軍航空隊のほうが気になってしまいます。
戦果だけ見ると乙標的の撃沈数が空母2、戦艦1、軽巡1、大型輸送艦1とほかの艦隊に比べて断然すごいんだけど、その割には胡散臭い集団としてそれほど評価されていないっぽいあたりがシリーズ完結までにどう変化していくのかも気になるところだったりして。
驚くべきはいわゆる銀河(相当)が試作機とはいえガダルカナルをめぐる戦いですでに試作の先行量産機が活動していること。冶金技術の向上はかなり効果が出ている感じです。
乙標的の問題点もあきらかになりつつある本巻は、次巻以降の展開がどうなるのかという興味を引きつけさせられますね。
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韋駄天艦隊

実業之日本社/2006年2月5日初版発行/857円/ISBN4-408-60356-2


韋駄天艦隊


ジュットランド海戦で速度を武器にした英巡洋戦艦部隊が勝利の栄光をつかんだ世界が舞台です。
それ以降、各国は主力艦を巡洋戦艦に置き換え、低速の戦艦は保持していないという驚くべき設定。
各国の主力艦は35ノットクラスであり、水雷戦隊も襲撃が困難で航空攻撃も成功が難しいと判断されていたりします。
そのために航空機の開発はどこの国も停滞していて、ボーイング、ロッキード、グラマンが倒産しているというのも凄すぎ……。

そんなわけでなかなかにユニークな世界観で進んでいくのですが、北海の戦いでドイツの最新鋭巡洋戦艦が水平防御の不足から爆沈して巡洋戦艦の脆さが突如として露呈し、各国海軍にパニックが起こっているという中で日米開戦となるというあたりが、なかなか興味深いストーリーでしょうか。
最新鋭の帝国海軍の巡洋戦艦「蔵王級」は40cm連装砲4基を装備しながらも38ノットも発揮するわけで、水雷で襲撃を成功させるには困難なレベル。
帝国海軍ですら水雷戦は重視していなくて、酸素魚雷の開発ができていません。

設定的にはかなり帝国海軍に不利なような気がするんだけど、今後どういった展開に話を持っていくんだろうと次巻以降に興味津々だったりします。
艦艇の温存を優先して戦果の拡大を拒否している時点で次巻ではやばい展開が待っていそうでドキドキものかも?
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2006年02月01日

決戦空母「桶狭間」3 沖縄防衛最終決戦

コスミック出版/2006年2月1日初版発行/857円/ISBN4-7747-1093-8


決戦空母「桶狭間」(3)


レイテ沖の戦いでかろうじて勝利をつかんだ帝国海軍は、海戦直後に大型台風の直撃で大きな損害を出してしまう。
雲龍、天城が横転転覆、龍驤を座礁で戦力から喪失するなど、空母戦力が激減したのだった。
米海軍も台風で多大な被害を出したものの、工業力の差からして不利なのはどう見ても日本海軍側であった。
両海軍はしばらく作戦行動をできなくなるほど打撃を受けていたが、戦争は昭和20年元旦のソ連の満州侵攻で新たな局面を迎える。
戦場はいよいよ那覇ドックのある沖縄へと迫ろうとしているのだった。

前巻の最後のほうで、台風のために被害が増えそうだとは思っていましたが、雲龍と天城が沈むとは意表を突かれました。
台風で沈めてしまうぐらいなら、奮戦して華々しく散るような演出のほうがウケがよいだろうにもったいない。
というか、そんな強烈な台風だったら砲撃にも影響が出るだろうし、機体の軽い日本機は戦闘機動なんか困難なんじゃなかろうか……。
台湾が次の台風で航空隊が出撃不能という記述も中盤で出てくるし、作中で統一性のない設定矛盾が気になります。

まあ、そのあたりを除けばなかなかに面白いですね。
前巻のフィリピンにおける戦いで失った米陸軍の代わりに登場するのがソ連軍部隊。
満州から朝鮮半島まで怒濤の勢いで押し寄せてくるばかりか、米海軍に輸送されてなんと沖縄に上陸です。
この斬新なストーリー展開には驚かされました。
沖縄を守る海軍の沖縄根拠地隊を率いるのは栗田中将というのもびっくりですね〜。
連合艦隊最後の出撃となる大和、武蔵、信濃と関ヶ原、桶狭間、長篠が沖縄に突入するシーンがクライマックスかもしれず。
1巻で脱落したと思っていた南雲さんが活躍しているのも驚愕の展開で個人的なツボを突かれましたです。
なかなかにアツいシリーズでした。
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2005年12月01日

時空連合自衛隊2 慟哭の空、牙を剥く獅子

コスミック出版/2005年12月1日初版発行/857円/ISBN4-7747-1089-X



自衛隊側に初の戦死者が出る迎撃戦からストーリーが始まっている。
九州が空襲の被害にあうのはともかくとして、自衛隊機も4機撃墜されたり南鳥島基地の壊滅など、あからさまな伏線が読み取れる。
2010年のほうも中国海軍の強硬派のために開戦への道を突き進んでいく展開となっていて危機を迎え始める。
実質的にこの2巻目も1945年のほうがメインで、大和を支援する自衛隊と敵艦隊との戦いが物語の山場といった感じ。
圧倒的な性能差があるから盛り上がりに欠けるままにストーリーが進んでいくのが残念だといえよう。
力量不足なのか、プロットからうまくストーリー的な肉付けをできていないようで。
F/A-18が敵にいて乱戦のさなかに活躍しているとか、クラスター爆弾で大厄災を運んでくるとかあるんだけど、伏線と書かれている数ページからあとは察して脳内で全部補完しろ的な感じ。
そういう手法はありだと思うけど、この作品の場合にはページ配分の見直しできっちり書けるだろうってあたりがちょっとね……。

前巻からあまり間もなく急いで執筆したからか、ミスも目立っていた。
近いほうを攻撃するとかP147で伊藤長官が指示を出すのだが、どちらも距離三〇〇って……同じじゃないか。どっちだよ!
そんな状況でそういう指示を出されたら確実に負けるね。
ほかにも、ウィスコンシンの艦長が自艦の搭載砲の攻撃を耐えられないから戦艦の要件を満たしてないワシントン(ノースカロライナ級)はダメだなとかP156で言わせておきながら、次のページでウィスコンシンをノースカロライナと取り違えて矛盾したことを書いているのには驚かされたね。
P161ではウィスコンソンとなっていて艦名を間違えているし、もう架空戦記物としてダメダメすぎ。
そのあたりは文庫化のときに直っているのかなぁ?

posted by 伊織舞也 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 遥士伸