2005年02月01日

異次元航空戦艦「ひのもと」3 大勝利!日本機動部隊

コスミック出版/2005年2月1日初版発行/857円/ISBN4-7747-1069-5


異次元航空戦艦「ひのもと」(3)


未来の兵器が次々と流入してくるおかしな世界が舞台のこのシリーズ。ガダルカナル島を保持し続けて未だ勢力が衰えない大日本帝国軍と、復讐戦だと気合いを入れている米海軍の決戦がソロモンで発生するというもの。双方共にそのまま生産できない未知の最新兵器を持っている状態で均衡しているのがポイント。数段性能の落ちる劣化した模造品を量産して投入していこうとするのは双方共に共通ですが……。

そんな感じでかなり目茶苦茶になっている世界が舞台のこの物語もいよいよ最終巻。おそらく打ち切りではないかと……。本書の、過去へ送られる「消失1」という章があるものの意味なし。その後登場せずだから。というか、「消失」自体がナンバーを振るならばシリーズを通しての連番か、全体での記述であるべきなわけで。本書のみで1回しか登場せず、通し番号でもないというのはかなり違和感あり。

前巻で次々と過去に送り込まれた兵器の数々は、そのまま本巻でもほとんど登場しません。伏線らしきものが多々あったのに全てを放り出しての強引な最終巻という印象が激しくマイナス面になっていますね。本巻だけをみても巻頭の地震はなんだったのかとか、原潜の消失は何のためだったのかとか不明な部分が多いんで、作家だけでなく、そんなのを出している「この出版社ってどうよ?」という感じ。それとも売れなくて打ち切りか!?
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2004年12月01日

異次元航空戦艦「ひのもと」2激闘!日米ジェット戦隊

コスミック出版/2004年12月1日初版発行/857円/ISBN4-7747-1060-1


異次元航空戦艦「ひのもと」(2)


世界各地から神隠しのように消えていく最新兵器。それらが過去の太平洋戦争に影響を与えるという本シリーズ。技術格差がありすぎて補充のできない貴重な高性能機を両軍共に温存しながらガダルカナル島をめぐって戦いを繰り広げます。そしていよいよ決戦の時が来る。「ひのもと」に搭載された神風(F-15)はエセックスの艦載機デビルキャット(F/A-18)と戦闘に突入するのだった。

今回の表紙も「ひのもと」でごく普通の空母。なぜ航空戦艦なのか説明がほしいところなのにそれもなし……。なんだかなぁ。それにしても、コンセプトがよくわからなくなってきたシリーズ2巻目。護衛艦くらま、90式戦車、台湾空軍の経国戦闘機、B-52など次々と過去へ出現。こんなに大量に送り込むようになるのなら、舞台は21世紀でもいいんじゃないかという気がしてきますよね。まあ、それらが登場するのは次巻から。どのように話を持っていくのやら。おそらく駄作になりそうな予感が……。
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2004年08月01日

異次元航空戦艦「ひのもと」1

コスミック/2004年8月1日初版発行/857円/ISBN4-7747-1045-8


異次元航空戦艦「ひのもと」(1)


海上自衛隊の最新鋭空母が時空を超えて真珠湾攻撃直後の機動部隊の前に無人で出現。帝國海軍はこれを回収し、恐るべき高性能さに驚く。技術の取り込みによる技術レベルの向上に取り組みつつも、遊ばせておく余裕のない海軍は「ひのもと」と命名してMO作戦の攻略部隊に参加させる。実戦で想像以上の威力を発揮したことに絶句する海軍。航空戦艦として第4航空戦隊に組み込む。そしてミッドウェイ海戦に参加。敵機動部隊を粉砕する……。だが、時空を超えて来たのは「ひのもと」だけではなかった。大戦を戦う各国へ最新鋭ジェット戦闘機が数機ずつ時空を超えて出現していた!

なんというか、表紙イラストをみると、ごく普通の空母なんですが、なぜ「航空戦艦」なのか意味不明。ずさんな作家なのか話のほうもちょっと……。表現も「的中弾」とかって「はぁ?」なものがあるし。補充の利かない弾薬を温存したいとか艦長にいわせておきつつ、いきなり結構使っちゃうし整合性がない。担当編集さん、手直しさせなよ。それにしても、自衛隊のときの艦載機名が「イーグル海」で、帝國海軍では「神風」ですか……(絶句)。
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