2004年07月25日

朝鮮半島を隔離せよ 下

中央公論新社/2004年7月25日初版発行/900円/ISBN4-12-500848-5


朝鮮半島を隔離せよ(下)


ネズミを介して拡散するように改良されていた天然痘ウイルスで危機的状態になっている北朝鮮を救うために、医療スタッフを自衛隊の護衛の元に派遣した日本。北朝鮮軍部の一派はこれを攻撃して政局を混乱させ、クーデターを画策していた。

疫病の恐怖が綴られた上巻とはうってかわって、意図的に感染者を増やそうとするクーデター派と、突然のクーデターは困ると物資を必至に運び込む日韓との争いがストーリーの山場になっています。護衛の自衛隊と医師に攻撃をかけるクーデター派部隊の戦いが描かれているわけですね。こういうのを読むと、細菌兵器によるテロの恐怖が増大します。
posted by 伊織舞也 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 大石英司

朝鮮半島を隔離せよ 上

中央公論新社/2004年7月25日初版発行/900円/ISBN4-12-500847-7


朝鮮半島を隔離せよ(上)


北朝鮮で疫病が発生。当初は周辺各国からSARSと発表されたが実際には人類が絶滅したはずの天然痘。平壌の防疫研究所で事故があり、そこから拡散していったのだった。脅威度が違うためにSARSを詐称して、ショックをやわらげることになる。だが、事態は深刻でロシアから持ち込まれた感染力強化型で広範囲に発症者が広がっていく……。

これはちょっと架空戦記とは違うけど、まあいいか書いておこう。飢餓の嵐が吹き荒れる北朝鮮で爆発的な感染力を持つ細菌兵器として改良された天然痘が流行るという非常事態の発生というテーマ。疫病を拡散させないためには初期に隔離するのが効果的なのはいうまでもなく、日中韓の3国はワクチンや防護服などを送り込み、国境を封鎖して封じ込めを画策します。ウイルスが拡散しないように確実に防疫処理をしていくシーンが読んでいてかなり恐怖を感じさせれますねぇ……。
posted by 伊織舞也 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 大石英司