2004年10月10日

バトル・アクションイージス艦『みょうこう』II 新鋭戦艦ミズーリ撃滅す

白石書店/2004年10月10日第1刷発行/857円/ISBN4-7866-0191-8


イージス艦『みょうこう』(2)


第三護衛隊群の活躍で戦局をひっくり返した日本軍はマリアナ奪還に取りかかる。飽和攻撃で帝国海軍を撃破しようと試みたハルゼー提督は9割以上の未帰還機を出して敗退。ハワイまで下がることになる。大西洋から艦艇を派遣してもらいF8Fベアキャットを搭載。満を持してマリアナ沖へ出撃した。一方、帝国海軍は未来知識を用いて兵器の改良を進めていた。そして第三次マリアナ沖海戦が発生する。

恐ろしいことにVT信管搭載ロケット弾を帝国海軍が大量に装備します。職人技なら日本人は得意だから可能なんだそうな。いやぁ、仮にできたとしても、そんなに大量に短期間で製造できないよ……とか呆然とするとんでもないシーンが満載で読者を飽きさせません(笑)。

とりあえず、もうお腹いっぱいで次巻は出てもパスかな。何番煎じかわからないイージス艦が活躍なんていうのはもういいから、それよりも『メガフロート空母瑞龍』の3巻を早く出してほしいのだが……。
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2004年05月10日

バトル・アクションイージス艦『みょうこう』 レイテ湾激戦に突入す!

白石書店/2004年5月10日第1刷発行/857円/ISBN4-7866-0184-5


イージス艦『みょうこう』


北朝鮮の不審船を追撃していた海上自衛隊の護衛艦8隻は、不自然な不審船の大爆発で時空を飛ばされてしまった。飛ばされた先はレイテ海戦の西村艦隊の鼻先。日米両軍に挟まれ追い込まれた隊指令は旧海軍を助けることを決意して参戦。高性能レーダー・兵器を駆使して突入を手助けするばかりか戦局を逆転させていくのだった。

まあ8隻もいれば撃退はできるだけのテクノロジーの違いがあるのはわかるけど、最近のタイムスリップものの架空戦記の悪しき流行(?)というべき持ち込んだ携帯電話で簡単連絡というのはどうなんでしょ? 携帯電話はトランシーバーじゃないんだから基地局がないんじゃ通話できないし(PHSならトランシーバーモードある機種あるけどね)、突如エミュレートするとなってもハード面も困難だし、そもそもソフトウェア面だけでも無理だろう。

残弾を気にしながら戦うというタイムスリップもののお約束は次巻以降に影響してくるんでしょうね。しかし、主砲をつぶして対空砲火が激減するとかいう終盤のシーンはいかれています。対空射撃に主砲は……。もっと勉強してね。

まあ、それ以前に帝国側を必ずしも必要もないのに猿だのなんだのと貶めたり、下品な表現でしか伝えたいことを演出できない語学力は作家としてどうにかしてもらいたいですね。担当編集さん、教育してやってくださいよ。でも、霧島那智同様、この作家のを読むのはとりあえず全部読むというコアな架空戦記ファンか素人だけだろうから大勢に影響ないのかな。
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2003年09月25日

メガフロート空母『瑞龍』

白石書店/2003年9月25日第1刷発行/857円/ISBN4-7866-0053-9


メガフロート空母『瑞龍』


北朝鮮から発射された4発の原爆搭載テポドン。その着弾と同時に発生した大規模な地震によって、日本列島は1945年へとタイムスリップしてしまった。
在日米軍基地は核爆発で消滅し、周辺では多くの被爆者が発生したが、タイムスリップした日は東京大空襲当日。多数のB-29が爆弾を抱えて飛来しようとしていた。
全世界が敵にまわっているような中で大泉首相はどのようにこの危機を乗り越えるのか!?

いきなり北朝鮮の核攻撃で、タイムスリップ後にはあっては困る在日米軍基地を消しているというのが豪快な設定ですね。驚いてしまいます。
航空自衛隊のF-15が一方的に撃墜していくさまが痛快に描かれているのはいいんですが、この著者は下品な表現を使いまくりで盛り上がってきたところで読み手はシオシオな感じです。
沖縄方面で72機のF-15に対して1400機以上の大編隊で飛来する圧倒的物量にドキッとさせられるものの、被害のないまま一方的に蹂躙していくというご都合主義な物語となっております。
ノリでイケイケな架空戦記物が好きな人にいいかも?
補給の問題は次巻で発生してきそうですが……。
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