2001年09月28日

真・連合艦隊大海戦2 山口多聞の決意

経済界/2001年9月28日初版発行/848円/ISBN4-7667-3064-X


真・連合艦隊大海戦(2)


ガダルカナル近海で空母龍驤を失うも、補給拠点となっているエスピリツ・サント島を当初の作戦通り攻撃する機動部隊本隊。奇襲に成功して集積された物資を破壊し尽くした機動部隊は敵空母を求めて決戦を挑もうとする。索敵で後れを取った機動部隊は先制攻撃を許してしまうが、反撃でサラトガとワスプを撃破。いよいよガダルカナル島への上陸作戦を開始する……。

艦隊編成が異常で非常識な本書。翔鶴、瑞鶴の第一航空戦隊の護衛に大和と金剛を付け、飛龍、隼鷹の第二航空戦隊の護衛に武蔵と榛名となっています。同型艦をバラバラに艦隊配備するなんておかしい。これだと作戦中の艦隊運動がおそろしく面倒そうな気がするのですが……。それでもまだ防空能力を両戦隊とも一定以上の水準に高めて守りを固めるとかいうのであればともかく、戦艦は空母の前衛として100キロ前進させてしまうという無意味さ。軍事に無知なようですね。あとベテラン搭乗員の会話で「零戦が世界一の旋回性能」などとしゃべらせていてしらけてしまいました。キ六一を空冷にして艦載機に改修したりするあたりとかはユニークなんですが。演出なのか第一機動艦隊の高田主席参謀が無能さを毎回見せつけてくれるのが嫌い。おそらく山口多聞を引き立てるためにそういう役柄を用意したんでしょうけど、亡国の危機で最適な人選をするように組織を変える海軍という話を延々と引っぱっていた1巻はなんだったのかと疑問を感じさせられるばかりで、演出としては大失敗かと思われます。これでいくなら本書が1巻でいいじゃないか……と激しく損した気分で不快。よって3巻は購入見送り。
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2001年05月29日

真・連合艦隊大海戦 激突!ソロモン海

経済界/2001年5月29日初版発行/848円/ISBN4-7667-3060-7


真・連合艦隊大海戦


ミッドウェー海戦で大敗北を喫した日本海軍は、陸海軍の人事を大幅に刷新して戦いに臨むことになった。空母の不足を扶桑、山城、伊勢、日向の4隻を空母に改装することに決定するなど、大胆な改革を行なう。そして人材の適材適所と陸海軍の協力で亡国の危機を乗り切ろうとするが……。はたしてガダルカナル島から始まる本格的反攻を、連合艦隊司令長官の小沢治三郎と第一機動艦隊司令長官の山口多聞はどう乗り切るのだろうか?

かろうじてミッドウェーを戦い抜いたことになって帰還する飛龍と山口多聞提督が重要なポイント。連合艦隊は機材・人材・戦術などを見直し、実戦的に再編成されて戦いに臨みます。本巻はその運用面の改善に大部分のページが割かれていました。いよいよ本格的な戦いというところで次巻。人材・戦術はともかく、機材は現実的には無理だよなぁ……という感じで進んでいくのがリアリティを求める人には微妙かも。娯楽と割り切っている人には十分ありですけどね。
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