2001年03月30日

鋼鉄の紋章3 武器よさらば

KKベストセラーズ/2001年3月30日初版発行/829円/ISBN4-584-17895-X


鋼鉄の紋章(3)


米国の仲介で日独の首脳会談が行なわれることになったが、スパイの暗躍で米内首相が搭乗する予定だった政府専用機が英国義勇軍の襲撃で撃墜される。途中から別ルートを利用したために米内首相は助かるが、たび重なるテロ行為は交渉相手を失うのではないかということで赤軍幹部をも不安に陥れていた。

日米独の首脳会談がミソなんでしょうが、大戦の進展は全くなし状態でしらけてきます。3国の戦闘機(日本は戦闘機無用論の影響で攻撃機の流星だが……)での模擬空戦など、しだいに中立の維持を放棄して共産圏との対決を決意する米国の動きがメインでしょうかね。それにしても全然物語に進展がないというのはもう話になりません。次巻あたりから動きそうな感じになっていますが、3巻目まででほとんど状況に変化なしでは、もうついていけませんってば。あからさまな引き延ばしっぽいし。そもそもサブタイトルは何なんだろう? そんなシーンはどこに……?
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2000年02月25日

鋼鉄の紋章2 最高の定説

KKベストセラーズ/2000年2月25日初版発行/829円/ISBN4-584-17874-7


鋼鉄の紋章(2)


連合艦隊の観艦式を狙って潜水艦で奇襲を仕掛けてきた英ソの共産陣営。義勇軍で台湾を空襲してくる英軍との間に宣戦布告なき戦いが始まる。戦闘機無用論の影響で配備されている零戦も航続距離が短く、ノミ戦闘機などと揶揄されているあたりが厳しいですね。そんな中で空技廠で開発されていた攻撃機流星の試作機が登場してきます。って、内容はそれぐらいだったりする。

それにしても、2巻目でも進展がほとんどなしというのはいかがなものかと……。そんなに分量配分する必要があるのか、というようなソ連内部の状況描写や帝国内のスパイまわりなどの部分にページ割きすぎですよ。あまりにも話が進まなすぎて、これはちょっとつき合い切れませんね。時間でも進まないようならパス決定でしょう。
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1999年07月25日

鋼鉄の紋章 赤い帝国

KKベストセラーズ/1999年7月25日初版発行/829円/ISBN4-584-17855-0



赤化した大英帝国というのが特徴のシリーズ。英ソが協調して西ヨーロッパへ侵攻する可能性に各国が脅威を感じている。日本は日独防共協定からフランスを加えて三国同盟、オランダも参加しての四国同盟へと進んでいったり、帝国海軍は戦闘機無用論が台頭していて戦闘機の開発が縮小されているというおバカなことが起こっていたりするのが特徴でしょう。その結果、反主流派が結集して攻撃機流星が600キロオーバーの高速性を活かした重戦闘機にもなれるよう設計されていたりして変な感じ。フグ毒で造船官が壊滅的打撃を受けていたり、共産化を恐れる日米が協力的だったりするのも舞台設定の特徴かな。

シリーズ1巻目である本書はそのあたりが描かれているのみ。主役となりそうな新型艦蒼龍の開発話が面白い。実験艦として28cm3連装砲2基を搭載した斜め飛行甲板を装備する航空巡洋艦という奇抜な設計だったりする。27機も流星改を搭載して18000トンに収まるのかとか、34ノットも出るのってありえるのかなど気になる部分もありますが、まあ面白そうだからありとしましょう。どのような活躍をしてくれるのか次巻以降に期待大です。それにしても1巻目で大戦に何も進展がないというのはちょっとなぁ……。
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