2004年01月03日

天空魔弾2 原爆投下命令

学研/2004年1月3日第1刷/850円/ISBN4-05-402252-9



終戦間際の1945年夏にタイムスリップしてしまった日本。必至に迎撃をしていた自衛隊も、わずか1週間で弾薬が欠乏しはじめる。あまりの被害に原爆の投下時期が早まる可能性や、その目標が変わる可能性も指摘される中で鯉隅総理は危機を乗り切れるのか!?

という2巻。弾薬の欠乏という破局は恐るべき早さでやってきました。1週間。うーーん? 実際のところそんなに持つのかな? もっと備蓄量は少なそうな気がするんだけど。パイロットも疲労から撃墜されるものも出てき始め、護衛戦闘機の基地となっている硫黄島へ反撃を行なうことになります。その作戦で護衛艦が1隻損傷するなど被害が発生。物量に押され始める自衛隊が描かれていした。が、弾薬不足の中、各所への迎撃任務を遂行中にいよいよわずか4機で東京に飛来するB-29が……。バルカン砲しか残弾がない2機を慌てて振り向けるものの、その4機の中には「エノラ・ゲイ」の文字が記されているという大ピンチ。残弾0になった状態で撃墜するという試練がパイロットに与えられるという恐るべき展開にドキドキものでした。
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2003年08月08日

天空魔弾1 60年目の本土防空戦

学研/2003年8月8日第1刷/850円/ISBN4-05-402121-2


天空魔弾(1)


北朝鮮との緊張が最高に高まり、ノドンが発射態勢になった……ところで日本はタイムスリップして1945年夏へ……。大編隊で迫り来るB-29を自衛隊が全力で迎撃。空前の戦果を上げるも、圧倒的な物量の前に空襲を許してしまう。

国外との通信が途絶して混乱する中で、状況が不明のまま国籍不明機の大群に襲われた鯉隅総理は、自衛のために戦闘を開始します。警告、威嚇射撃といった平時ののんびりとした手順を踏んだために迎撃は遅れ、結果的に迎撃は失敗するという、いかにもな展開。タイムスリップもので自衛隊が即座に活躍というのは違和感を感じるので、こういうほうが読んでいて安心してしまうというか。翌日からは体制を見直して即応性を高めていましたが。で、「在日米軍はどうしているの?」というごく当たり前の疑問があるわけだけど、1巻最後で交戦の禁止を通告してくるだけで出番なし。うーん? 対応遅くないか? まぁ、物語に影響してくるのは2巻からということですね。
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1995年08月25日

激撃マリアナ海戦3 最後の艦隊決戦

中央公論社/1995年8月25日初版発行/780円/ISBN4-12-500362-9



母艦数で圧倒的に差をつけられた帝國海軍は、鼓武中佐によって量産が進んだ紫電改を主力として空母に搭載。迎撃戦に徹する。雷爆撃機は0。帝國艦隊は制空用の艦載機を主体に出撃していたのだった。200機の紫電改と250機の零戦。どうにか迎撃に成功するが……。



徹底的な航空機による迎撃で大和・武蔵による砲撃戦を企図した海軍。そう来たか……とやられた感じです。確かに航空機がダメなら砲撃戦というのは当然の結末ですが。航空方面に話が進んでいただけに、不意をつかれました。

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1995年04月25日

激撃マリアナ海戦2 絶対防衛艦隊出撃

中央公論社/1995年4月25日初版発行/780円/ISBN4-12-500333-5



戦備は整いつつあったが、米軍の侵攻速度は素早く、最前線で基地航空隊を率いる角田提督を諫めるのが参謀の仕事。そうするうちに、圧倒的な戦力で攻めてきた米海軍。だが、帝國海軍は密かにタウイタウイからパラオへ進出していた。マリアナへの進出はこれで3〜4日ほど短縮ができる……。



と、またまたいいところで以下次巻です。ストーリーの組み立てとペース配分がうまいなぁ。まあ、ほかのジャンルならこれぐらいのプロットが出来ているのが普通だから架空戦記では上手くとも全体的に見れば標準という感じかもしれませんが。架空戦記で標準以上で書ける作家が少ない以上、伊吹先生には期待大なのです。

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1994年12月20日

激撃マリアナ海戦1 遺された詭計

中央公論社/1994年12月20日初版発行/780円/ISBN4-12-500316-5



山本長官の戦死とたび重なる消耗戦でボロボロになっていく帝國海軍。必勝のために鼓武中佐はあらゆる努力を試みる。艦戦に紫電改を採用したり、航空戦艦へ改装した伊勢と日向に地上用の電探を装備しようと試みたり。その間にも悪化していく前線の状況。支援者を次々と失っていく鼓武中佐らの作戦はどうなるのでしょうか?



史実と違って信濃がずいぶん早くから空母への改装に取りかかっていて、マリアナ海戦に間に合いそうな感じになっているのが次巻への伏線でしょうか。とはいえ、1隻程度ではどうにもならない隔絶した戦力差があるわけで。先の展開が気になるままに1巻は終了します。絶望的なマリアナ海戦をあえてテーマにしているのが興味深いですね。

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