2004年11月25日

幻の超戦艦を追え!2

実業之日本社/2004年11月25日初版発行/848円/ISBN4-408-60296-5


幻の超戦艦を追え!(2)


ミッドウェー沖で遭遇した無人戦艦オーデンと大和。巨艦同士の戦いは大和の攻撃力がオーデンの防御能力を上回り、大きな損害を与えて撃退に成功。しかし、ミッドウェー作戦は中止せざるを得なくなる。日米共にオーデンを警戒する中でガダルカナル島をめぐって大規模な海戦が発生。そこへ見違えるように進化したオーデンが乱入。長門を失いつつも幸運にも大和がオーデンを撃破したかのように思えたが……。

大西洋でイギリス戦艦6隻、アメリカ戦艦2隻を撃沈し、霧島と榛名を撃沈している無敵戦艦オーデンがついに大和と対決します。40センチ砲までの防御しか考慮されていないオーデンは大けがをして逃げ出すところから始まるという、いきなり燃える展開に。誰も予想できないような自己修復能力でオーデンは次々と進化。潜水可能になってソロモン海に乱入するだけでなく、ついには超音速飛行までするのですから驚きです(笑)。最後は意外な結末が待ってたけど、結構楽しませてもらいました。
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2004年11月09日

超空の連合艦隊4 史上最大の決戦

学研/2004年11月9日第1刷発行/850円/ISBN4-05-402620-6


超空の連合艦隊(4)


日本に連合艦隊の艦艇を解体するよう圧力を掛けたアメリカは、突如として保有する艦艇と航空機が第二次世界大戦当時のものへ乗員ごと変わってしまった。それらの艦艇を近代化改装すべく時間稼ぎの交渉を始める。そんな中で柱島めがけて核弾頭の巡航ミサイルが発射され、連合艦隊は半数を核爆発で失った。世界中がアメリカを疑い、疑心暗鬼になる日本。太平洋での戦いは避けられないものとなっていく。

日米双方共に最新技術を搭載した60年以上前の艦艇が戦うことになるという急展開の4巻です。訓練不足のまま開戦したために米軍は圧倒的に不利な戦いの連続となっています。21世紀だというのに、決着は戦艦同士の砲撃戦になるのがなかなか……。核攻撃の犯人は「そう来たか」といった感じでしたが、それにしてもなんだか最近過激ですね。先生の本は核爆発しまくりです。
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2004年10月05日

超空の連合艦隊3 2007年、戦艦大和

学研/2004年10月5日第1刷/850円/ISBN4-05-402599-4


超空の連合艦隊(3)


前巻の最後で平壌を核攻撃した中国は、それをアメリカの仕業といいはり、それを信じつつある世界の世論の混乱を元に核攻撃のフリーハンドを手にしようと画策していた。そして次の攻撃目標は、おそらく東京。日本政府は恐るべき現実に対処しなくてはならなくなるのだった。

核兵器という切り札を封じられると、手詰まりになってしまう中国軍。物量を圧倒的な性能差で押し返す沖縄の自衛隊との戦いや、連合艦隊との戦闘で半ば壊滅した海軍のなけなしの部隊は数に勝る台湾海軍の突撃で壊滅と、徐々に押し込まれていくさまが壮絶です。

基地司令の手持ちの艦艇はミサイル艇、魚雷艇といった小型艦艇のみ。やむを得ずこれらを出すことにした。(中略)もともとこれらの艦艇は、勇気を原動力とする艦種である。


絶望的な状況の最前線に立つ将兵の勇気たるや壮絶なものが……。それとは逆に、平和ボケの自衛隊らしい演出には泣けます。SLBM搭載原潜夏級を捜索中にうずしおがロサンゼルス級グリーンビルを夏級と誤認して攻撃。全発射管を使わずに半分の3門で攻撃……。弾道弾搭載艦という危険すぎる目標に全力で当たらないというのがいかにも自衛隊らしいという演出ですね。自衛隊ならばいかにもありそうだし、「何をやっているんだ!」ともどかしさを感じる読み手をその後の展開で導きやすくする効果もあるわけで。このジャンルではそのあたりのさりげない駆け引きができる作家が限られているのが残念な感じ。
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2004年09月05日

幻の超戦艦を追え!

実業之日本社/2004年9月5日初版発行/848円/ISBN4-408-60282-5



科学技術が世界よりも20〜50年は進んでいたドイツ。親衛隊を率いるヒムラーの活躍で発見された未知の金属とホルフマイヤー博士の研究成果である人工頭脳が世界最強の戦艦を生み出した。人間の脳を培養したコードネーム・フリードリヒを艦中枢に据え、全自動の無人戦艦オーデンが完成した。乗組員0であるため居住スペースや食料などを搭載しないで済む代わりに、燃料を搭載することが可能となり、航続距離は地球1周をも可能にしていた。英米のレーダーより精度の高い射撃で英本国艦隊をただ1隻で撃滅。米大西洋艦隊も撃破。補給を受けたあとに、補給してくれた味方輸送艦も撃破して敵味方問わず殺戮衝動で行動するようになってしまう暴走したオーデン。大西洋にはもう歯ごたえのある敵がいないと感じたオーデンは、各国が気付かぬうちにハワイへ接近。ミッドウェー作戦前の米軍を攻撃して大打撃を与えます。トドメを刺すかに思えた段階で、手応えのありそうな強敵の接近を察知して転進。ミッドウェー作戦に参加する大和へと突撃していきます……。

超絶した存在の無人戦艦が暴走して敵味方を問わずに攻撃するという破天荒なシリーズの始まりです。購入時には1巻完結だと思っていたんですが、読み終えたときに2巻へ続くという文字が……。イギリスは輸送船団がオーデン1隻に全滅させられピンチだし、アメリカも大西洋艦隊が大打撃を受けた上に珊瑚海海戦後のハワイ周辺で大損害。日本海軍もミッドウェー近辺で機動部隊艦載機と護衛艦艇に多大な損害を出すという悪夢のような展開に。世界の軍事バランスがただ1隻の存在で崩壊していくという恐るべきお話です。対38cm砲防御しか持たないオーデンが大和と撃ち合うであろう2巻(&完結編かな?)が楽しみです。
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2004年06月01日

超空の連合艦隊 2.アジア大戦始動!

学研/2004年6月1日第1刷発行/850円/ISBN4-05-402468-8


超空の連合艦隊(2)


尖閣諸島をめぐってついに中国海軍との戦いが始まる。……が、買い込みまくって連合艦隊の各艦艇に装備した速射砲とCIWSが敵を寄せ付けない。お互いにミサイルを撃ちあったあとは砲戦に移行することになるわけですが、戦艦がいるんだから一方的な戦いに。前巻からの続きで引っ張っておきながらあっけなく海戦は終わってしまいました。メインは半島での地上戦。海岸沿いを進撃する北朝鮮地上軍は、海上からの戦艦による艦砲射撃に脅かされます。とはいっても主戦場は半島中央部ですが。で、扶桑級と伊勢級が艦砲射撃をするシーンがあるんですが、あれれ? ミッドウェー海戦前なのに伊勢級は航空戦艦になっているかのような記述(主砲8門)が……。日向が爆発事故で2門減っているというのならわかるんだけど。この世界では改装されているということなのでしょうか?

陸上自衛隊も派遣され、戦線が膠着したところで恐るべき展開が待っていました。この先どうなっていくのか予想もできません。
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2004年04月17日

超空の連合艦隊 1.日本危機一発!

学研/2004年4月17日第1刷発行/850円/ISBN4-05-402402-5


超空の連合艦隊(1)


イラク戦争で一部の国を除いて世界中の不評を買ったアメリカ。己の正義が世界の正義ではないことに気づき、アメリカが孤立主義に回帰した世界が舞台となっている。日米安保の解消と在韓米軍の撤退でチャンスとばかりに勢いづく北朝鮮と中国。突如として危機にさらされることになった日本と韓国、そして台湾。北朝鮮と中国の脅威から自国を守るために取る各国の行動は!?

田中光二先生お得意のタイムスリップものですね。このシリーズでは、2006年の日本にミッドウェーへ出撃直前の連合艦隊が出現します。危機を迎えていた日本政府は連合艦隊に協力を仰いで、駆逐艦から巡洋艦、戦艦、空母にレーダーなどの最新の電子装備で強化し、一二七ミリ速射砲とCIWSで防御火力の向上を行ない、中国海軍に対抗していくことに……。

突如として強大な海軍国になった日本に戸惑い、慎重になる中国とは逆に、北朝鮮は南への侵攻を決意。中国は日本の様子を見るために尖閣諸島を占領し、日本がどこまでやる気なのかを確かめようとする。尖閣諸島付近での小競り合いが始まるところで第1巻は終了。

改装して大幅に戦力アップした連合艦隊の活躍が気になるところですが、これからというところで1巻が終わっているわけですね〜。シリーズの世界状況を描く重大な部分ですが、「俺は戦いだけでいいんだ!」という人は2巻からでも全然問題なさそうです。個人的には、北朝鮮に引きずられて戦いに入りつつあるという中国の状況から、海上護衛戦は2巻以降で生起するのかが気になるところ。いくらハードウェアがよくても、勝敗を決するのはソフトウェア(人)。連合艦隊に潜水艦狩りは任せられませんもんねぇ……。
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2003年03月06日

超空の決戦6 新日本の再生

学研/2003年3月6日第1刷発行/800円/ISBN4-05-401970-6



人海戦術で強引に前線を突破しようと試みるソ連軍の大攻勢。20個師団のうち10個師団が壊滅し、残る師団も大損害を受けて攻勢は頓挫。だが、自衛隊もそろそろ弾薬が切れかかっていた。未来から持ってこようにもすでに未来にも備蓄が残り少なかった。一方、ソ連はスターリンがまだ強引に人海戦術で作戦を再興しようとしていたが……。

細かい描写がないけど(あっても怖い)、白兵突撃をMLRSの射程内で行なうというのは想像するだけで恐ろしいですね。さすがに短期間で14個師団が壊滅、作戦機・車両がほぼ消耗しきってしまう状態では、赤軍元帥たちも恐怖を感じるわけで。赤軍部隊の士気も絶望的な中での作戦再興指令。現実を無視した独裁者の末路はお約束ですね。予想通りにシリーズが終わりました。
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2002年12月04日

超空の決戦5 満州燃ゆ

学研/2002年12月4日第1刷発行/800円/ISBN4-05-401917-X



沖縄への逆上陸で米軍を追いつめた自衛隊は講和の方向へ向かったが、ソ連は人海戦術で満州侵攻を企てていた。そして、満州に転移した自衛隊の各基地は激烈な戦いに巻き込まれる。わずか2日で基地の備蓄弾薬のほとんどを消耗する激闘に、初めての実戦を経験する自衛隊は浮き足立ってしまった……。

兵力の消耗を何とも思わないスターリンの強引な物量攻勢が圧巻で、勝っているはずなのに精神的に圧迫されるという、自衛隊指揮官が感じる恐怖が本巻の山場かな。最新の武器を手にして嬉々として前線へ向かおうとする旧軍部隊がなんとも切ない感じです。いよいよ最終巻へ向けて動き始めたわけで、伏線らしきものを見つける楽しみもあるかも?
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2002年10月04日

超空の決戦4 沖縄独立大作戦

学研/2002年10月4日第1刷発行/800円/ISBN4-05-401779-7


超空の決戦(4)


オリンピック作戦で一瞬にして絶望的な大敗北を被った連合軍。だが、日本からの名誉ある講和の提案を黙殺して戦いを継続する。それは原子爆弾がようやく開発できたからであった。しかし、その新型爆弾は搭載機が離陸してすぐに原因不明の爆発。マリアナ基地周辺は致命的な損害を被る。そんな中、自衛隊は空挺部隊を未来から呼び寄せ、沖縄奪回を画策していた。奪回後は沖縄を独立させるという方針も決定済み。かくして、沖縄で再び大きな戦いが発生する……。

読んでいて驚いたのは、原爆の誤爆でマリアナが壊滅的打撃を受けるということ。確かにこの展開になるとマリアナの価値が消滅しますよね。うぅむ、そういう展開もありだったのかと新鮮な驚き。本巻のメインというべき沖縄戦は、地上戦だけに、派遣されてきた自衛隊にもとうとう被害が続出してきました。優勢にはかわりませんが、米国世論以上にシビアな戦後日本。派遣軍が今後どうなるのか気になるところで次巻へ続きます。
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2002年05月31日

超空の決戦3 ザ・ブラッドビーチ

学研/2002年5月31日第1刷発行/800円/ISBN4-05-401686-3


超空の決戦(3)


あまりにも大きな被害に驚き、北海道侵攻作戦をソ連にけしかけたアメリカ。サンタクロース作戦と名付けられたそれはオリンピック作戦への陽動となる。だが、北海道にも自衛隊が送り込まれ、陸へ近づくこともできずに作戦は失敗。護衛をしていた北太平洋艦隊は壊滅した。さらにオリンピック作戦は呼び込んでおいて撃滅するという作戦をとり、水際で陸上自衛隊の各種装備が凶悪なまでの威力を発揮。だが、自衛隊にも損害が発生し始める……。

天井知らずの損害を受けつつも作戦を強行する米軍に違和感を感じてしまいます。短期間での大量戦死を知っても世論は大丈夫なのでしょうか? それにしても、さすがに自由にタイムゲートを開けるこのシリーズの設定はいきすぎのような気がする。3巻目でもうほぼ敵が壊滅しちゃったんですが……。あと、「グアムとアラスカが二〇センチ主砲を」とか「キングジョージ五世の主砲は三〇.六センチにすぎないが」などというのは勘弁ですよね。
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2002年03月04日

超空の決戦2 B-29撃滅

学研/2002年3月4日第1刷発行/800円/ISBN4-05-401607-3


超空の決戦(2)


タイムスリップして並行世界の過去へ介入を始めた自衛隊。まずは潜水艦が敵潜狩りを開始。いきなり5隻を撃沈という異常な事態に米軍が気付きます。さらには九州へ送り込まれた陸上自衛隊の防空網で大量撃墜。さらに海上自衛隊の第二護衛群8隻が襲い来る艦載機を350機すべて撃墜し、戦艦群をハープーンで撃滅。オリンピック作戦を支援していた第三艦隊を壊滅させちゃいます。ぉぃぉぃ、怒濤の勢いですごいですなぁ……。前巻を読んだ感じの今回の設定が設定だけに、補給もサクッとできちゃうんでしょうね。この勢いはもう誰にも止められませんって感じで押せ押せモード。その後、艦隊に代わって上陸前の支援を試みるB-29など1500機の空襲も、圧倒的技術力の差で撃破してしまいましたよ。むむむ、どういった展開に持っていくつもりなのか先が読めませんねぇ。しかし、ここまで勝ちすぎちゃうと、旧軍がまた暴走しそうな気も……。大丈夫なのでしょうか?
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2001年12月04日

超空の決戦1

学研/2001年12月4日第1刷発行/800円/ISBN4-05-401560-3


超空の決戦(1)


前シリーズ『超空の艦隊』に続いて、新シリーズが登場。今度はタイムゲートの創造者はかなり強力で、好きな日時にタイムゲートを開いてくれたり、好きな場所へ基地ごと転送してくれるようです。すごい力ですね〜。左文字二尉が暇つぶしにシミュレートしていた自衛隊ならば1945年のオリンピック作戦を防げるのか、というテーマに興味を持った謎の人物「ミスター・グレイ」。彼はいとも簡単に「やってみるかね?」というような発言をするのでした。そして実際に屠龍が百里基地に出現。政府は過去へ援軍を送り込むことを決めてしまいます。1巻目は経緯と過去の軍指導者への説得で終了。
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2001年02月09日

超空の艦隊エクストラ ファイナル・カウント・ダウン

学研/2001年2月9日/800円/ISBN4-05-401356-2


超空の艦隊(エクストラ)


ミッドウェイの戦いでもう結果が出きってしまったからか中途半端に終わっていた本シリーズ。その後の話への要望が多かったのか、その後のハワイ攻略戦からの外伝です。もう勝負ありな状態からなので、どういう結末になるのかが読者的には気になるところ。

しかし、ハワイを落とされても意外に諦めが悪く、戦場は本土へ移ってロサンゼルス近辺で一方的な戦闘が発生。夜間の核爆発のデモンストレーションは市民を大恐慌に陥れ、暴動を発生させるまでに。どう話を終わらせるのかと思ったら、先生、それはちょっと早いのでは……。もっと追いつめられないとそれはないと思うんですが……。まあ、前巻のちょっと中途半端な終わり方に比べれば「エクストラ」ではきちんと終わっていますけど。
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2000年10月06日

超空の艦隊5 リベンジ作戦ミッドウェイ

学研/2000年10月6日第1刷発行/800円/ISBN4-05-401321-X


超空の艦隊(5)


タイムゲートへ突入すると無駄に戦力をすりつぶすと判断したペンタゴンは、日本が過去に増援として送る船を原潜で攻撃することを決意した。その予想された作戦に対して、海上自衛隊も1個護衛群を中心とした厳重な警戒を持って答える。危機的状況を無事乗り越えて60年前へ送られたさらなる援軍。原子力空母を運用する最低限の人員を確保した帝國海軍はミッドウェイ・ハワイ作戦を開始することになった。

この巻でも2隻の原潜が作戦中に謎の生物の攻撃で圧壊。もうどうなっているのやら。送り込まれたスタッフが活躍しそうになるのはもう残りページがわずかになってから。……と、中途半端に尻切れトンボでストーリー終了。そんなぁ……、先生頼みますよ。
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2000年07月07日

超空の艦隊4 原子力空母"暁"

学研/2000年7月7日第1刷発行/800円/ISBN4-05-401256-6


超空の艦隊(4)


原潜ヒューストンと海上自衛隊の護衛群の戦いは、不測の事態が発生したヒューストンの不運な事故により、護衛群から12発の短魚雷が発射され撃沈。海軍のパニックは沈静化する。だが、さらなる事件が発生した。今度は原子力空母が無人で漂流しているのを哨戒機が発見したのだという。ヒューストンの活躍で大幅に戦力を落としていた海軍にとってはこれはぜひとも戦力化したいもの。久々に開いたタイムゲートを利用して弾薬の補充と運用要員を派遣するのが急務となった!

なんといってもご都合主義なのは巨大生物にぶつかり、それから逃げざるを得なくなったヒューストンという状況。そして、無人で漂流している原子力空母。タイムゲート以外にそこまでやりましたかと読んでいて驚きです。もう原子力空母を手にした時点で結末が見えていますが、まだまだストーリーは続きます。
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2000年05月11日

超空の艦隊3 パニック!連合艦隊

学研/2000年5月11日第1刷発行/800円/ISBN4-05-401208-6


超空の艦隊(3)


ニューカレドニアに上陸し、順調に進撃していた日本軍。だが、その前に原潜ヒューストンが立ちはだかった。核魚雷で空母瑞鶴が消滅。機動部隊の各艦もかなりの損害を受ける。さらにハープーンで比叡が轟沈。未来から派遣されている護衛群を震撼させることに……。

大西洋側にタイムゲートが繋がっていたために戦場に出遅れたヒューストンの恐怖が描かれている2巻目。いきなり大技の核魚雷攻撃です。正体が一発でばれるものの奇襲効果は絶大。護衛艦も大きな被害を受けて戦力が半減してしまいました。次巻ではヒューストンとの対決が確定です。本巻は中盤ぐらいまで陸上自衛隊の活躍が描かれています。九〇式戦車は当時の兵器では食い止めるのは非常に困難。圧倒的な威力を見せつけているあたりも見どころ。
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1999年11月04日

超空の艦隊2 米軍・大危機

学研/1999年11月4日第1刷発行/800円/ISBN4-05-401138-1



日本政府関係者と思われる密告者が重大な情報を提供。自衛隊が60年前へ送り込まれたのだという。現代で報復しても過去がひっくり返れば意味がないため、アメリカ政府は急いで1個空母戦闘群を60年前へ送り込むことを決意した。だが、自衛隊が利用したタイムゲートはすでに消えており、別のタイムゲートを利用することになる。それは気まぐれなもので、無事に目的の時代へ送り込めたのは1隻の原潜だけであった。そうはいっても当時からすれば想像を絶する戦力。そんな中でニューカレドニア攻略をめざすFS作戦が開始された。

未知の敵の存在と有力情報を敵が得たことを知らずに作戦行動を開始するという、1巻とは一転して不利な状況になっている帝國海軍。しかも、驚異的な技術で戦果をあげる護衛艦に対抗するかのような風潮が生まれつつあるようです。まだ原潜ヒューストンは前線に出てきませんが、発射したハープーンが撃墜されるなど、状況は徐々に悪化し始めていてドキドキものでした。
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1999年06月09日

超空の艦隊1 Z部隊出撃す!

学研/1999年6月9日第1刷/800円/ISBN4-05-401084-9


超空の艦隊(1)


北朝鮮との緊張が高まる中、八丈島付近にタイムゲートが出現。60年前の昭和17年の7月8日にと繋がっていた。法眼首相は自衛隊を送り込み、アジアを開放のための戦いの準備を開始。当時の政府・軍部を説得し、政策の変更を飲むならばという条件で派遣開始。圧倒的に高度な技術を持つ海上自衛隊艦艇がガダルカナル沖の戦いで活躍する。

タイムスリップものですが、準備してから参戦するので大量の物資を送り込んでいるあたりが、残弾を気にして悲壮感を漂わせながら戦っていく戦記物と違っています。1巻目だけに多くの部分が参戦までの話でした。
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1996年12月05日

大西洋の鷲

双葉社/1996年12月5日第1刷発行/800円/ISBN4-575-00559-2



日本海軍の協力で空母グラフ・ツェッペリンとザイドリッツを就役させ、ビスマルクと共に大西洋へ出撃した。本国艦隊の阻止攻撃でビスマルクは損害を負い、ザイドリッツを護衛に従えてフランスへと向かった。あらゆる手段でビスマルクを撃破するよう命令されているイギリス海軍は追撃するが、ザイドリッツ航空隊の活躍で決定打が出せずに取り逃がしてしまう。その頃、グラフ・ツェッペリンは輸送船団HX-127を襲撃し、船団を壊滅に追いやった。

ドイツが空母を持っても、艦載機のほうが当然不安なわけですが、本作では零戦を改設計したMeM-200が登場します。このためにドイツ海軍は高い防空能力を持って追撃を振り切ることができるというわけです。艦爆がJu-87Cなんで攻撃距離は短くなるが通商破壊なら十分。搭載機の少なさが災いして航空戦はできないでしょうが……。

……で、これは設定がそれなりによかったから先の展開が面白そうで続編とか出てほしかったんだけど、出ませんでしたね。
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1994年09月30日

独立戦艦小隊 竜虎 開戦編

徳間書店/1994年9月30日初刷/750円/ISBN4-19-850158-0



ドイツのポケット戦艦に刺激され、30センチ砲6門装備で28ノットを発揮する五竜、虎山の2艦を建造した日本海軍は、開戦と同時にインド洋での通商破壊戦を開始した。五竜は日独協力の象徴のために大西洋までの進出が求められ、船団を撃破しながら任務を遂行する。



主砲が30センチとなっているのに、28センチとドイツ側のポケット戦艦と混同して記述されている部分があるのが残念。通商破壊戦は地味なだけに、いかに盛り上げるかが作家の腕の見せ所。本書はまずまず上出来だと思う。でも、テーマが地味だと売れないんでしょうね。たぶん、ノリと勢いと妄想で執筆する作家の景気のよい本のほうが、知識のない人たちには売れるんでしょう。ちょっと気に入っていたのに、その後の続刊を見かけず……。美味しいところで終わっているんですが、もしかして自分は続刊を見逃したんでしょうか?

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