1999年01月15日

我が艦隊に誉れあり3

KKベストセラーズ/1999年1月15日初版発行/819円/ISBN4-584-17835-6



新造艦の就役を急ぎ、サイパン奪回をめざす帝國海軍。空挺部隊と四式中戦車を投入。奇襲となったサイパン奪回作戦に慌てて出撃する敵艦隊……。

どういう国力になっているのか、50センチ砲搭載の新型戦艦が登場します。前巻で沈んだ大和の名で就役。上陸支援だからと一部未完成のまま出撃させてしまうし。ずいぶん国力を水増ししているこのシリーズも、本巻から講和の話が出始めました。いいところで終わっていて次巻に続いている……。
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1998年07月20日

我が艦隊に誉れあり2

KKベストセラーズ/1998年7月20日初版発行/800円/ISBN4-584-17820-8


我が艦隊に誉れあり(2)


フィリピンをめざす米軍を迎撃する連合艦隊。戦艦を主力とする第二艦隊を率いる山口多聞中将はGF司令部の命令で第七戦隊を分派し輸送船団を攻撃。護衛艦艇と輸送船に甚大な損害を与える。だが、主力艦同士の決戦には機動部隊の掩護は得られず、壮絶な戦いで旗艦大和が失われることになった……。

なんつーか、機動部隊を指揮するのは源田大佐(任務中将という妙な制度で司令官になっている)。あまりにも無能なことに、新鋭空母英鳳に発生したトラブルのため、作戦で連動していて行動中のほかの艦隊を無視。たかだか1隻の空母でしかない英鳳を待って、主力艦隊などを激しい危険に晒すのですよ。……アホ? 戦力を集中したいから空母1隻を待つ? とことん無能に描かれていますね。空母1隻よりも参加艦艇の戦力を考えたら置いていって決戦に参加が王道。当然、主力部隊は深刻な打撃を受けます。常識的に考えて、アホな指揮をした機動部隊司令部は全員更迭ですねー。でも、そんなのはなく……。2巻目にしてしらけまくりでした。
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1998年03月15日

我が艦隊に誉れあり

KKベストセラーズ/1998年3月15日初版発行/800円/ISBN4-584-17809-7



マリアナ沖海戦で大敗北した帝國海軍。その反省から大胆な人事刷新を行なう。それと共に艦載機を新型に改編。紫電改、流星、彩雲で戦うことになる。新造装甲空母の雄鳳、英鳳に加え、信濃と瑞鶴で第一機動艦隊を編成することが決まるが、さらに建造中のアングルド・デッキを装備した高千穂の就役を急がせていた。高千穂は銀河を運用できる能力があったためだ。戦備を整えていく帝國海軍に対し、ついにアメリカ艦隊がレイテへ向けて動き始める……。

はぁー、マリアナ沖海戦後からという状況がもう絶望的で、えらくダメそうな感じ。だいたい、そんな新造艦が……と。でも、これ、同じ著者の別のシリーズの続編かあるいはその途中からの派生ものらしい。本巻では戦闘はなし。「決戦迫る!」というところで次巻へ続くということに。よって、物足りないと感じる人が出てきそうですね。
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1996年09月20日

無敵艦隊出撃せよ2 超大和の誕生

KKベストセラーズ/1996年9月20日初版発行/780円/ISBN4-584-17772-4



昭和17年7月18日。マーシャル沖で日米の海軍が激突した。大和級の大きさに惑わされ、戦艦2、巡洋艦6との航空偵察を信じて決戦に望んだ米海軍は戦艦4対10という不利な状況で戦うこととなった。勝つには勝った日本海軍も、大和級の欠点を知ることになり建造中の新戦艦の設計に大きな影響を与えることになる。

2巻目も相変わらず建造とかのほうがメインで戦闘はおまけ的な話になっています。妄想としか思えないような建艦計画をメインで語られてもどうなのかなぁ……という気がしてしまいますが、シリーズ続刊ということはそれなりに読んでいる人がいるということなのでしょう。無敵艦隊ができるまでというのを楽しむ話と思って読むものだということでしょうね。
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1996年05月20日

無敵艦隊出撃せよ 無敵艦隊計画の誕生

KKベストセラーズ/1996年5月20日初版発行/757円/ISBN4-584-17759-7



『航空艦隊遂に発つ』『潜水艦隊遂に征く』シリーズと関連性があるシリーズ。それらの作品で登場する架空の兵器も登場します。とはいえ、そのようなものは誤差レベル。なんと、日本海軍は大艦隊の建造に乗り出してしまうのです。どこにそのような国力があるのかという感じながら、ここまでやってしまうよステキな展開は、なんと「大和型4隻、50cm搭載の超大和型4隻」だけでなく、「大鳳級2隻にアングルドデッキの超大鳳級4隻」に「超甲巡4隻」を建造してしまおうというぶっ飛んだ展開になっていきます。とはいえ、1巻では建造開始までの物語が綴られていて、戦闘はほぼなし。かなり割り切った作りで技術的な話だとかがメインで進んでいくのでした。いやぁ、そんなに艦隊を整備できればねぇ……とか思うぐらいの思い切った日本の国力水増しの設定が印象的です。
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1995年10月15日

潜水艦隊遂に征く3

KKベストセラーズ/1995年10月15日初版発行/780円/ISBN4-584-17738-4



アジア解放のために戦い始めた源田実率いる三四三部隊。航空機はインドネシア義勇軍に参加、潜水艦隊は海賊として活動を開始する。ハワイへ回航する伊904潜を奪った三四三潜はアジアの独立を支援すべくフランス艦隊を攻撃。撃滅する。続いてオランダ、イギリス艦隊を撃破。さすがにここまでくると当事者たちが隠そうとしても隠せるわけもなく、アメリカ海軍が参戦。秘密基地だったヤバ島を発見して徹底的に攻撃を加えようとする……。



発見されてしまっては秘密基地には価値がなし。3000トンの爆弾が投下され戦艦の艦砲射撃までもが小さな島に行なわれています。迎撃に出た伊900型も2隻が撃沈されて健在なのは伊901潜のみとなってしまうという急展開。植民地独立に多大な貢献をした艦隊の壊滅が描かれているわけですね。



第一部完、以下続刊となっているものの、そういえば続きを見かけてないかも。終戦後のゲリラ戦という地味な戦いは受けなくて取りやめになったんでしょうかね。それとも見逃したんだろうか?

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1995年08月15日

潜水艦隊遂に征く2

KKベストセラーズ/1995年8月15日初版発行/780円/ISBN4-584-17731-7



伊900型の高速潜水艦3隻に、原爆を輸送する輸送船団を攻撃せよとの指令が下される。3隻の輸送船を、規模の割に過剰な兵力で護衛する護衛艦艇。だが、彼らは潜水艦は後ろから追いつくことはないという思い込みで前方と両側面の海域しか警戒していなかった。その隙をつき、伊901潜以下3隻は2隻の輸送船を撃沈する。一方、秘密基地を探そうとする別の艦隊がフィリピン近海で活動していた。これをメナドに進出した紫電改部隊が迎撃。基地への帰投中の潜水艦隊にも敵潜攻撃の命令が届いた。



輸送船を全滅させることに失敗し、任務を達成できなかった潜水艦隊。助かった1隻に原爆は搭載されていたために日本は降伏への道を辿ることになります。潜水艦隊の活躍するシーンのページ数が少ないのは相変わらずで、ちと惜しい。意表をついて降伏後も続刊。植民地に軍を派遣するであろう宗主国を狙ってアジア独立のために活動を続けようということのよう。ところで発行日は狙ったものなんでしょうかね?

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1995年06月15日

潜水艦隊遂に征く

KKベストセラーズ/1995年6月15日初版発行/780円/ISBN4-584-17728-7



マリアナ攻略を目指す米機動部隊を迎撃する日本海軍は、基地航空隊と機動部隊に加えて高速潜水艦の投入を計画した。最大水中速力25ノット、ワルター機関併用時は37ノットを発揮する画期的な性能を得た潜水艦は、攻撃の自由度を増すことになる。フィリピン近海に秘密基地を設けて、練度を高めながら決戦の時を待つのだった。



著者の『航空艦隊遂に発つ』の世界を舞台にした新シリーズ。水中高速型の新型艦を揃えた潜水艦隊が活躍します。いくら高速になったとはいえ、対潜兵器・システムもすでにかなり完成している米艦隊に立ち向かうのは苦戦しそうですよね。いきなり基地への移動中に苦戦しています。どのように話を持っていくのでしょうか?



しかし、本書のプロローグはいただけません。実験艦とはいえ水中速力39ノットを達成した艦を解体処分してしまっています。実験のためだけに建造して解体なんて貧乏海軍では許されませんって。

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1994年11月15日

外伝・航空艦隊遂に発つ

KKベストセラーズ/1994年11月15日初版発行/780円/ISBN4-584-17711-2



『航空艦隊遂に発つ』では攻撃機主体の話でしたが、これは本土防空戦がテーマになっています。開発中の試作機で戦う海軍航空隊が主役。烈風、陣風、秋水、橘花、景雲と試作機が次々と登場するのが壮観です。活躍といえるほど戦果を上げるのは烈風と陣風ぐらいですけど。やっぱり秋水は航続力が足りなくて活躍は無理だもんね。わずか10機ながら富嶽も登場しますが出撃はありませんでした。烈風や陣風が活躍するのを読みたい人にはいいかもしれませんが、これだけ試作機を出しているだけに活躍するシーンのページ数がやや物足りなく感じるかも。

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1994年09月15日

航空艦隊遂に発つ3

KKベストセラーズ/1994年9月15日初版発行/780円/ISBN4-584-17707-4



サイパンをめぐり決戦が始まる。日本海軍は新鋭機連山に駆逐艦用の酸素魚雷を元に航空用に改設計した三式魚雷を搭載して起死回生の逆転を狙っていた。紫電改のみを搭載して敵艦隊へ突出した大鳳などとの連携でかろうじて攻勢をのけた日本海軍。だが、マリアナ攻略に失敗した場合に備えて準備されていた中国の基地から原子爆弾を搭載したB-29が発進する……。



本書は途中で醒めてしまいました。「昭和17年にトルーマン大統領に」などという記述があってね。兵器の登場が早くなるとかは演出上ある程度仕方がない部分があるが(でもその場合もできるだけ独自の型番や名前にしてほしいし、無理なら混乱を避けるためにそういう説明が最低限必要だと思う)、いじる必要がない部分で唐突にこういうのが出てくるというのはちょっと……。



連山からの長距離雷撃はアイデアとしてはいいと思いますが、機動部隊艦載機が攻撃中に雷撃するというのは妙ですね。攻撃を受けて回避運動中の艦艇に遠距離からの雷撃が決まるというのは奇跡的な確率になると思うのですよ。追尾式でもない限り。長距離からならば気付かれないように隠密発射が必要ではないのでしょうかね。そのへんを除けばそこそこよい出来ではないかと。

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1994年06月05日

航空艦隊遂に発つ2

KKベストセラーズ/1994年6月5日初版発行/780円/ISBN4-584-17702-3



防弾タンクの採用で活躍を期待された一式陸攻二二型丙「月山」。戦闘機の迎撃にはある程度耐えるようになったが、VT信管を使用し始めた敵艦隊への攻撃では予期せぬ多くの損害を出すようになる。新型機銀河の配備も始まり、マーシャル沖で激戦が繰り広げられ、多くの戦果と引き替えに正確な対空砲火の前に大きな被害を受けてしまうのだった。



多くの犠牲を払いながらも敵機動部隊を撃破する陸攻部隊の活躍が最大の見どころ。ただ、主役が陸攻だからか護衛戦闘機の空戦などのシーン記述がほとんどなく、護衛はどうなっているんだろうと思ったりもしますね。どうにか攻勢を食い止めている日本海軍ですが、VT信管への対策ができぬ限り消耗戦に引き込まれて敗北濃厚。どうにか開発できた連山の配備が始まるであろう3巻から大反撃の開始となるのでしょうか?

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1994年02月05日

航空艦隊遂に発つ

KKベストセラーズ/1994年02月05日初版発行/780円/ISBN4-584-00891-4



ミッドウェーで大敗北を喫した日本海軍は機動部隊中心の戦い方を改め、基地航空隊による航空要塞で米軍の反攻を抑えることにする。防御のない一式陸攻を改良した防御力向上型の二二型丙の量産を三菱航空機に指示することになる。だが、前線へ配備されるよりも早く航空戦が発生し、優秀な搭乗員を失う第一航空艦隊。待望の二二型丙「月山」が到着し、第二次南太平洋海戦が生起する。



40ミリの防弾ゴムで被弾炎上となりにくくなった月山の登場までが綴られています。そして初陣での空母撃沈という戦果も。ただ一度の決戦に勝てばよいという思想で防御よりも攻撃力優先で作られている日本海軍の兵器体系を変えるには、本書のようにはそうそううまくいくはずがないのですけどね。損害を出してもすぐに補充されるような架空戦記が多い当時に、このような視点で作られた作品であるところが好評価です。

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