2006年06月06日

教範遊撃隊血風録2 ガダルカナル争奪戦!

経済界/2006年6月6日初版発行/857円/ISBN4-7667-3114-X




オーストラリアを孤立化させるためNN作戦を開始した日本帝國陸海軍。
それに対して、アメリカは空母5隻からなる機動部隊と20隻もの輸送船団を送り込みガダルカナル島の占領を目論む。
だが、両軍共に予期せぬ展開を迎えることになるのだった。
ガダルカナルを測量するために送り込まれた山崎丸とその護衛に当たっていた駆逐艦睦月によって……。
空母部隊と輸送船団を分離したアメリカ海軍に忍び寄る刺客睦月。
夜陰に乗じて輸送船団に接近し、単艦で船団に奇襲攻撃をかけて大きな損害を与えるのだった。
米空母部隊はムンダへの航空攻撃をかけ基地を無力化しようとするが、実際には未完成の基地を完成して稼働しているという勘違いから戦果判定が過大に行なわれる。
重要目標の通信用の巨大な鉄塔を破壊できなかったことから第二次攻撃隊を出したものの、第五航空戦隊が派遣した戦闘機隊の待ち伏せに遭い攻撃隊は壊滅してしまった。
そんな中、かろうじてガダルカナル島に上陸することができた米海兵隊だが、睦月の再びの襲撃で揚陸した物資と揚陸中の輸送船を攻撃されて膨大な損害を受けてしまう。
だが米軍もまだガダルカナル島を諦めてはいなかった……。


教範遊撃隊が作成した(仮)司令部参謀教範を活用して情報を整理して合理的に行動する第五航空戦隊が地味ながらも今後の展開に大きな影響を与えそうな感じです。
本巻で一番活躍するのは、駆逐艦睦月なり。
夜襲で輸送船団に大きなダメージを与え、敵の揚陸後に空母機に弾着観測を要請しながら大きな損害を与え、さらには上陸した部隊との連携で敵拠点を艦砲射撃で粉砕していくという豪快な活躍をしてくれますぜ。
空母機や陸上部隊との迅速な連絡が確保できるのは教範遊撃隊の研究成果が活用されているわけで、シリーズ2巻目にしてだいぶ戦術レベルで影響が出てきているかなという感じ。
戦略レベルのほうでは本巻ですでに伏線が張られているので、3巻目以降で何か動きがあることでしょう。
久々にかなり面白そうな展開が期待できるシリーズかもしれません。
posted by 伊織舞也 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 林譲治
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