2006年02月05日

死闘!特設第三水雷戦隊2 ミッドウェイ敵漸減作戦

実業之日本社/2006年2月5日初版発行/857円/ISBN4-408-60355-4


死闘!特設第三水雷戦隊(2)


戦艦を一撃で葬り去ったことから一躍注目を浴びるようになった乙標的。特設水雷戦隊は潜水艦への補給任務で重巡鈴谷を主力とするわずかな護衛艦艇とともにミッドウェイ方面へ展開していた。
そんな彼らがバッタリ遭遇したのはミッドウェイ島へ移動中の第十七任務部隊。劣勢な特設水雷戦隊は乙標的を投入することになるのであった。
修理をしながら第十六任務部隊との合流を急いでいた空母ヨークタウンと軽巡アストリアを乙標的で撃沈し、鈴谷がポートランドを撃沈するという快挙があり、ミッドウェイ島は放棄され第十六任務部隊はハワイへ撤退する。
そうして帝国海軍は空母を8隻保有したままソロモン海へと戦場を移すのだった。

戦艦撃沈という成果をきっちり出した途端に乙標的に急に力が入る帝国海軍がナイス。戦訓を研究してとかではなく結果から入るあたりがありがちで実際あり得そうな展開ですね。
タイトルからして主役だと思っている乙標的の改良なんかよりも、本巻ではそこから派生した冶金技術向上による新型発動機で堅実に戦力が向上していっている印象を受ける海軍航空隊のほうが気になってしまいます。
戦果だけ見ると乙標的の撃沈数が空母2、戦艦1、軽巡1、大型輸送艦1とほかの艦隊に比べて断然すごいんだけど、その割には胡散臭い集団としてそれほど評価されていないっぽいあたりがシリーズ完結までにどう変化していくのかも気になるところだったりして。
驚くべきはいわゆる銀河(相当)が試作機とはいえガダルカナルをめぐる戦いですでに試作の先行量産機が活動していること。冶金技術の向上はかなり効果が出ている感じです。
乙標的の問題点もあきらかになりつつある本巻は、次巻以降の展開がどうなるのかという興味を引きつけさせられますね。
posted by 伊織舞也 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 林譲治
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