2004年12月07日

真・大日本帝国軍陸海統合の嵐 ハワイ強襲作戦

学研/2004年12月7日第1刷発行/850円/ISBN4-05-402643-5


真・大日本帝国軍陸海統合の嵐


日本海海戦でロシア海軍の撃滅に失敗した日本。陸海軍に分かれた縦割りの組織に問題があると陛下に責められ、統一の国防軍を再建設した日本という設定の架空戦記です。陸海空が前線司令部からの指令で臨機応変に対応できるというのが大きな違いか。軍縮条約も日露戦争でメッキがはがれたと諸外国に認識されている日本は、軍組織の再編に労力を割かれて建艦が遅れていたのも国力のためと思われてほとんど制限なし。再編が完了してからは40センチ砲搭載の高速戦艦三笠級や46センチ砲搭載の大和級を建造。そんなところで、日本を舐めたルーズベルトが日本へ圧力をかけてきます……。恫喝に対して日本は本格的な交渉を行なわず昭和16年8月に開戦。いきなりハワイ真珠湾を攻撃して攻略部隊を上陸させることに……。

日本海海戦の実質的敗北から始まっている本シリーズは、その設定ゆえに登場する兵器が当時のものと全然異なります。よって、まず最初に巻末の資料に目を通してから本編を読み始めたほうがよいでしょうね。表面的には痛み分けながら実質敗北だったという日露戦争の影響は、帝国統一軍がソ連の戦車を強く意識していて比較的強力な戦車を導入していて戦車戦でも善戦しちゃうあたりは資料を見ておかないと何がなんだかと混乱しそうです。

戦車隊の指揮官になっている村田や艦戦を率いている加藤など、結構クスリと笑える設定が人材面にもあって面白いかも。イメージを壊すな〜、という人以外にはですが。まあ、何はともあれ、米欄相手に開戦したというあたりが次巻以降に影響してくるのでしょう。英国とは敵対していないのがどう影響してくるのか見物です。
posted by 伊織舞也 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 羅門祐人
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