2004年10月05日

興国の盾 通商護衛機動艦隊

学研/2004年10月5日第1刷/850円/ISBN4-05-402600-1


興国の楯


海軍が海運の護衛に全く興味を持っていないことを危惧した陸軍と逓信省は、海上護衛専門の通商機動部隊を創設した。開戦と同時に護衛作戦に従事していた彼らは、船団旗艦の護衛空母から攻撃隊を出し、マレー沖でプリンス・オブ・ウェールズを攻撃し損害を与えることに成功。しかし、ミッドウェーで海軍が敗北すると、すぐさまガダルカナル島をめぐって激しい戦いが始まる。多くの輸送船を失い、逓信省も通商機動部隊を派遣せざるをえなくなる。

個人的に期待の新シリーズです。海軍に属さない護衛艦隊が主役となっています。まあ、海軍は「指揮下に入れられぬ艦艇など目障りだ」といわんばかりですが、日本海軍ならそんな反応でしょうね。護衛空母「太陽」に搭載されているのが零戦と九七艦攻だけでなく、ソードフィッシュとスツーカまであるのがかき集め部隊らしくていい味を出しています。宇垣仲間というのが笑えました。

作中で少々気になるのが、発見された船団が出せる最大の速度14ノットで退避する部分かな。偽装進路で騙しても1時間あたり26kmほどしか移動できないから、(作中で発見から攻撃までに掛かった時間が書かれていないので推測するしかありませんが)攻撃をかわすのは実際にはかなり困難そうだと思ったり。
posted by 伊織舞也 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 林譲治
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/4268725
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック