経済界/2004年6月29日初版発行/857円/ISBN4-7667-3103-4
鈴木商店の倒産を国家的危機とみなして救済した日本。その代わりに鈴木商店には船団護衛の義務が発生する。企業の私兵集団として海軍から期待され、資金援助されたために、特設ながら開戦後短期間で戦艦や重巡といった艦種を持つまでになる。初陣はポートモレスビー攻略戦。船団護衛のためMO攻略部隊を護衛することになるが……。
護衛のために駆逐艦やその指揮用の軽巡クラスまでは保持するのがわかるものの、特設戦艦や特設重巡とはなんとも……。これらが登場するのは、どういう伏線なのか気になるところ。空母のほうは対潜任務を考えればあっても不思議ないですがね。コスト最優先で効率から陸海軍とは異なる機体を配備しているのもユニークな設定。摩擦を考えると陸海軍より優秀な機材の配備ができそうもないこの私兵「日本独立艦隊」に降りかかる困難が2巻目からの見どころとなるのかもしれませんね。
なお、個人的には鈴木商店の倒産はその組織に深刻な問題があったためだと考えるので、救済されても本書のようにはいくことはありえないと思う。