2004年02月07日

旭日の鉄騎兵

学研/2004年2月7日第1刷/850円/ISBN4-05-402369-X


旭日の鉄騎兵


密約で満州を日米英で共同統治している世界が舞台。満州の工業は米英の資本の参加もあって急速に発展。日本陸軍はノモンハンで九七式中戦車が壊滅したことから、満州での戦車開発に乗り出した。世界水準の一〇〇式中戦車の開発に成功し、戦車の輸出を考えるが戦争中の欧州の開発ペースの前にはすぐに陳腐化してしまう。そこで重量四二トン、前面装甲八〇ミリ、砲塔前面一二〇ミリの三式中戦車を急いで開発。戦車不足に悩むイギリスへ輸出することになった。乗員の派遣も求めるイギリスに、戦訓を得るために同意した日本陸軍は義勇軍を編成して派遣し、ドイツの虎や豹と戦うことになる。

この著者の1997年発行の「大反撃一式砲戦車隊」では舞台設定を大きく変えずにやっていたが故に日本軍に重戦車を登場させることができずに心残りがあったのか、本書は工業力のアップした満州で強力な戦車が登場しています。戦う相手はソ連と戦わずに協力関係を維持しているドイツ軍。ティーゲルやパンテルを装備しているだけでなく、T-34を輸入していたりして、強大な戦力を持っています。Me262を量産していて制空権もドイツ側が持っているという不利な中での戦いが熱いですね。陸戦ものの架空戦記ではまずまずの良書ではないかと思います。
posted by 伊織舞也 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 陰山琢磨
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