2001年06月05日

太平洋、燃ゆ! 空母「幻龍」戦記1 呪われた空母

学研/2001年6月5日/800円/ISBN4-05-401464-X


太平洋、燃ゆ!(1)


関東大震災を予想以上にうまく乗り越え、逆に被害を利用して経済的に発展してきた日本。だが、1932年。帝国海軍は決戦のためにと守るべき国民を見捨て、その挙げ句に決戦で敗北。国民から白い目で見られるようになる……。そして、昭和16年末。再び日米間の緊張が高まり一触即発の危機を迎えた。戦艦と巡洋艦はすでに5割未満の比率を強いられ、もはや空母部隊に期待するしかないという中、帝國海軍は世界最高峰の装甲空母「幻龍」を囮に決戦を挑む。世界初の装甲甲板に弦側エレベータなど最先端の技術が使われている幻龍。だが、優秀艦の幻龍を囮にするのは、呪われているという噂が立っていたからだった。嶋田大将と黒島先任参謀が幻龍の視察時に落雷で亡くなっていたのだ。それ以降不遇のときを過ごした幻龍。

敵の罠にはまり機動部隊、主力部隊共に大損害を受ける海軍。あまりのことにビビって撤退を指示する軍令部に逆らい、1932年の再来(さらなる国民不信)を避けるため受信機故障と言い張り作戦を継続する幻龍の第三艦隊……。

厄介者扱いされているが故に試作機材などが配備されていた幻龍。それらの機材の運用経験から活躍が生まれるという展開はウケました。ありえる〜〜。だが、敵中に孤立しつつある状況での奮闘は驚きのひと言。不可思議な現象で幻龍は被害を受けないという展開になるのです。いわゆる呪いみたいな? それにしても、現場と後方の認識違いはいつの世もどうにもなりませんよね……。
posted by 伊織舞也 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 中岡潤一郎
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/4268631
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック