2000年06月08日

巨艦伝説3 沈黙の潜水空母

学研/2000年6月8日第1刷発行/800円/ISBN4-05-401243-4



空母、戦艦ときた巨艦シリーズの第3弾は、潜水空母でした。潜水艦に航空機を搭載する伊400系の思想ではなく、本格的といえる空母が潜水できるというもの。目的の場所を好き勝手に攻撃できるという戦略原潜のひな形という兵器が主役となっていますね。南雲機動部隊がミッドウェイを目指し、それを囮として憂国艦隊がパナマ運河を狙うという憂国艦隊側の戦略は、憂国艦隊の一方的戦略指導に不信感を持つ南雲長官の知略で憂国艦隊の想定外の方向へ向かっていくのであった……。

なんとも珍しい、南雲長官が活躍する架空戦記でしたね。見どころはシリーズの行方を左右する「憂国艦隊の披露」でしょうか。陛下に強力な艦隊を見せるという効果的な憂国艦隊のはったり。これをみた日本の指導者がどう感じたのか。その記述はないものの、次巻以降で悪影響となって表面化しそうですね〜。主力の南雲艦隊がミッドウェイを狙うように見せかけておきつつ、憂国艦隊の潜水空母がパナマを狙うというのが、ユニークでした。そのシーンがややご都合主義的なのがいまいちと感じる人もいるかもしれませんけれど。
posted by 伊織舞也 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 羅門祐人
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