1998年05月15日

太平洋の覇者2 比島攻防戦

KKベストセラーズ/1998年5月15日初版発行/800円/ISBN4-584-17814-3


太平洋の覇者(2)


緒戦での勝利で勢いに乗る日本。だが、陸海軍は敵国よりもお互いに相手をののしるという険悪な状態で作戦はうまくいかず、国益に反する結果になっていた。政府はリスクが高いがソ連との同盟を視野に入れて交渉を開始する。そんな中、海軍は米海軍を閉じこめたキャビテを攻撃して大敗を喫してしまった。緒戦での勝利を帳消しにするような敗北の中、連合艦隊司令長官の堀悌吉大将は隙を見てハワイへ帰還しようとする米海軍を攻撃する。

プロローグでいきなり伏線っぽいジェット機の開発が進んでいる日本。それはちょっと干渉しすぎでやばかろうと思わせつつ、2巻ではその後なんら登場せずでした。活躍するのかと期待しちゃったんだけどなぁ。2巻はお互いに相手を敵視する陸海軍の対立に振りまわされる政府という感じで進んでいるのが非常にもどかしい。国益を守るためという軍の存在理由を忘れた無能者たちが! って激怒ものですね。思いつきでよく検討もせずにうかつな行動をするあたりは帝国海軍らしいと思わせる演出ですが、陸海軍の対立だけでなく、仲間割れでアメリカに未来知識を持った人が参加しちゃったりして、そこまで日本をいじめるとはすごいストーリーだなぁ……という印象を受けるのではないかと思われます。元々圧倒的に不利なところに相手側を強化するとは、次巻の展開が気になるところでしょう。破滅が待っていそうですが。
posted by 伊織舞也 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 中岡潤一郎
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