1998年04月11日

機密空母赤城3

学研/1998年4月11日第1刷/760円/ISBN4-05-400882-8


機密空母赤城(3)


最新鋭戦艦を持つドイツ民主共和国に十分対抗できる戦艦を持たない英国は、日英同盟に基づいて日本に艦隊の派遣を求める。それは巡洋戦艦となった高雄と愛宕の派遣要請だった。日英同盟のおかげでどうにか生き延びてきた日本は最強の戦艦を派遣することに同意するしかなかった。そして、欧州大戦へ巻き込まれていく。当面の目的は共産陣営のドイツ民主共和国が通商破壊に出撃させている巡洋戦艦の撃破だったが、ソ連がアメリカに建造を依頼し、ウラジオストックへ回航しようとしていた航空戦艦2隻と遭遇。過去2度のウラジオストック回航に失敗していたソ連提督アレクセイは日本の遣欧艦隊に奇襲をかけ返り討ちに遭う。だが、それは仕組まれた罠だった……。

共産主義のドイツ民主共和国と、民主主義(?)のライン連邦に分かれているドイツの争いから始まった欧州大戦。戦闘機主体のライン連邦と爆撃機主体のドイツ民主共和国の航空戦は、徐々にライン連邦が優勢になっていきます。ライン連邦がギリギリ踏みとどまっている中で遣欧艦隊は戦うことになるのですが、その相手がゲテモノの航空戦艦。主砲は前部2基、後部2基、艦中央に短い飛行甲板があって艦橋が右舷にあるという奇妙な艦でした。短い飛行甲板では事故が多発しそうですよね〜。

驚くべき展開は、ソ連艦なのに回航を終えるまではアメリカ艦だと言い張って日本に宣戦を布告してくるルーズベルト大統領。いやはや、架空戦記とはいえ、こんな卑劣な設定で国家指導者を描いているのがすごいですねぇ。奇抜度はかなり高いこと間違いなし。
posted by 伊織舞也 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 福田誠
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