1995年10月05日

急降下 目標ロサンゼルス! 下

勁文社/1995年10月5日第1刷/780円/ISBN4-7669-2353-7



輝かしい戦果をあげていたにもかかわらず、軍楽隊への転属を希望するという大物(?)の主人公。常識的に考えてどこの国であれ、優秀な搭乗員をそのような配置にするわけがない。とうとうロサンゼルス上陸戦へ参加させられ、まったく信頼できないエンジンのせいで彗星が不時着すること数度。定期異動で内地の教官になったと思いきや、戦況の悪化でわずか2カ月で前線へ部隊が進出することになる。乗機が彗星から銀河に変わってもより遠くの危険な基地を目標に出撃指令がくだる……。



音楽家になりない、せめて軍楽隊に……という希望がことごとく裏切られている主人公・古谷の苦悩が描かれています。ちょっと一般的な架空戦記とは違うかもしれない。しかも、主人公は実験室レベルの成果のものを実戦投入するという、まったくもって何もわかっていない旧軍(技術者・用兵者とも、しかも双方お互いを理解しようとしていなかった)の被害者というわけですね。北米大陸に上陸しているわけですが、補給は細々とどうにか続いているレベルといった感じで、最前線は苦労の日々のようでした。結局、本シリーズは零戦が金星エンジン搭載で防御力と速力が向上した代わりに航続距離が不足しているという設定が活かされていないまま終わり……。いつその設定が表面化してくるのかと思っているうちに、海軍の主力戦闘機は紫電改になっていました。ぉぃぉぃ。なんのための設定だったんでしょうかねぇ?

posted by 伊織舞也 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 青山智樹
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