2008年08月05日

八六艦隊決戦 衝突!

経済界/2008年8月5日初版発行/895円/ISBN978-4-7667-3137-8



ワシントン軍縮会議の最中に外交暗号が解読されていることに気付き、暗号を変更して交渉に臨んだ世界が舞台。
暗号変更の際のでたらめな通信が米英を困惑させて譲歩を導き出す。
これにより、陸奥の完成が認められただけでなく、加賀、土佐、天城、赤城も保有が認められることとなる。
その代わりに航続距離を3000海里にすることという制約が科せられた。
4隻の戦艦の新造で国家予算が圧迫され、補助艦艇が不足する事態となり、それを補うべく4発の大型攻撃機の開発が進む。
ウラジオストックを実効支配する話や補助艦艇量産への布石などの状況説明で、本書の2/3ぐらいが使われている。

見せ場は昭和15年6月に発生する戦闘だろうか。
大演習を行なおうとする日本海軍と、それを阻止しようとする米艦隊の間で紛争が発生する。
伊二一潜が威嚇攻撃を受け連絡を絶ち、大攻部隊は迎撃に上がってきた戦闘機の挑発を受けるが、事故的に正面衝突が起こりお互いに1機落ちてから大攻と敵戦闘機の間で交戦が始まる。
お互い5機ずつ落とされたものの事故として対応しようとしていた両軍の司令部だったが、私怨で戦闘を開始する馬鹿者のせいで大変な事態を迎えることになる。
気になるところで続きは次巻へ……となっていて微妙。
これは2巻目を見てからの購入でもよかったかもしれない。
posted by 伊織舞也 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 林譲治